パソコンパーツ選びの前に知っておきたい初心者向け基礎知識

初心者がパソコンパーツを選ぶときには、それぞれの役割を理解しておくことが大切です。
基礎知識がなければ、パソコンパーツ選びも失敗してしまい使い物にならなかったということもありえるだけに注意が必要です。

まず、パソコンパーツの中で重要なのがCPUでありこれは計算処理などを行う装置で、車で言うのであればエンジンに当たる部分となります。
そのため、CPUの性能が全体に与える影響というのは大きなものとなり、高性能PCが欲しいという場合には高性能CPUが必要となってきます。
次に作業領域であるメモリがありメモリが多ければ多いほど一度に作業できる量が増えるので、効率よく作業をすることができます。
メモリというのは机に例えられることが多く、机が広ければその上に置くことができるものも増えるので、物を出し入れする必要がなくなり効率よく作業ができるのです。
物を収納しておく場所がHDDにあたり机の上には置ききれないものを、引き出しの中にしまっておくイメージとなります。

そして、これらのパーツを載せるものがマザーボードというものになり、車で言えばシャーシのようなものになります。
軽自動車に大きなエンジンを載せることができないように、高性能のパソコンパーツを載せようとするのであればしっかりとしたシャーシが必要となるので、マザーボードの性能も重要となってくるのです。

初心者が覚えておきたいものとして代表的なものは、これらのものとなるので基礎知識として覚えておくと便利です。

パソコンパーツ別、目的に合わせた選び方

パソコンパーツにはそれぞれ役割と目的があります。
少し分野は違いますが、自動車のパーツ選びとパソコンパーツの比較検討は似ている点が多いです。
双方ともパーツが個別に目的を持っており、ユーザー側が自分なりにカスタマイズする事でより一段とマシンの良さをアップグレード出来る点なども共通しています。

パソコンパーツの要とも言えるのが、CPUです。
CPUは車でいうところのエンジンであり、人体で喩えれば脳に該当します。
自作PCでも後から積み替えする事が困難な部位であり、これに対する費用をケチっては本末転倒になります。
映像処理や動画作成を行う方であれば出せる金額の範囲で、最も高価なCPUを買いましょう。
一般的な用途でマシンを用いる方でも、平均的なスペックのCPUが最低でも欲しいところ、ローコストなCPUは長く使い続ける上で後悔する恐れが高いため、基本的にスルーしましょう。

次にメモリの選び方です。
メモリはCPUと違い増設が容易ですので、気楽に容量を決めても平気です。
一般用途なら4GBもあれば十分になりますが、最近のOSは立ち上げた段階で2GB程、基本的にメモリを消費しますので、サクサクした動作を求める方は6GBから8GB程度は確保しましょう。
続いてグラフィックカードの選び方ですが、ゲーミングや3DCGの操作をしない方であれば、いわゆるオンボードグラフィックで十分ですので、ここの投資は控えてもOKです。
反対にゲーミングを意識するならハイグレード仕様のグラフィックカードを選びましょう。